2005年08月18日

『答えのない問題に答える思考回路』を作るのが、21世紀の勉強法だ!−雑誌THE 21(2005.9)

 『答えのない問題に答える思考回路』を作るのが、21世紀の勉強法だ!−雑誌THE 21(2005.9)

大前研一遊ぶ奴ほどよくデキる.jpg 語っているのは大前研一氏。日立製作所を経てマッキンゼー&カンパニーに入社。日本支社長、本社ディレクターを歴任。現在、UCLA政策学部教授、ビジネス・ブレーク・スルー(BBT)代表。起業家学校『アタッカーズ・ビジネススクール』塾長としても活躍中。

 本業以外に毎年一つテーマを決めて、それを集中的に勉強することを30代より欠かさず実行してきました。その分野で専門家を凌ぐ本が書けるようになるレベルに到達する』というのが勉強するということです。最近では、“遊ぶ奴ほどよくデキる!”、“ニュービジネス活眼塾 アタッカーズ・ビジネススクール講義録”、“東欧チャンス”、“考える技術”など多くの著書があります。

大前研一東欧チャンス.jpg 何をテーマにするかは、世界中の『カネの流れ』を見て決めています。なぜなら、カネと技術が集まっている地域は今後必ず発展するからです。ある地域に資本(投資)が集中し始めているという情報があれば、すぐに現地に足を運びます。その地の経営者や政治家に直接会って話を聞き、ときにはそこに会社を立ち上げてみて、自分の五感で発展の可能性を検証します。たとえば、8年前インドのソフトウエア会社3社と合弁事業を立ち上げました。(うち2社はアメリカで上場しています。)

 勉強とは、徹底して足で情報を集め、自分の頭で考えることであって、文献を読んでわかった気になるのとはレベルが違うのです。
大前研一考える技術.jpg 世界を飛び回っていると、勢いのある国のビジネスマンほど勉強しているというのが良くわかります。自国にまだ工業的強さがなく、個人個人の能力を上げるしか自分たちを認めさせる手段はないと知っているから、みんな学ぶことに貪欲でした。中国人、インド人も意欲的でした。

 それに対し、日本人は学校を卒業した途端、パタリと学ぶことをやめてしまうのです。一念発起して自ら学ぼうと思い立ったとしても、学校型秀才ほど暗記癖が抜けず、経営用語集などをそのまま覚えようとしたりします。また、フレームワークやケース・スタディを必死で覚えて、すべてをそれに当てはめて答えを出そうとする人もいます。いずれも現代においては無意味の勉強法です。数年前に調査したら、かつてハーバードがケース・スタディにしていた企業のうち半数は、すでにつぶれてしまっていたり、合併によって企業形態が変わってしまっていました。

大前研一ニュービジネス.jpg 勉強というのは、『答えのない問題に答える思考回路』を頭のなかにつくる作業です。ビジネス・ブレーク・スルー大学院大学では、そのときもっともホットな課題で、自分が当事者だったらどうするかを議論しています。いまはグーグルであらゆる経営資料が入手できるので、それぞれが必要な事実を調べ、仮説を立て、クラスで徹底的に討論します。これを2年間にわたり、百の課題について行います。額縁ばかり立派なMBAより、どちらが真の実力がつくかはいうまでもないでしょう。

 自分が学校型秀才だとわかっている人や、会社の中でぬるま湯に浸っていると感じている人は、社外の勉強会に参加して恥をかいてほしい。そこで感じた自己嫌悪感や恐怖感が、自分を変える起爆剤になります。

 大前氏の意見はインパクトがありました。自分でもなんとなく感じていた‘真の実力’を身に付けるとはどうゆうことかという問いかけに、立派な答えをもらった感じがしました。心構えについていい勉強になりました。新聞を読むときも自分が当事者だったらという観点で思考する時間を持つことが大切と判りました。

 人気ブログランキング-クリックしていただくとカウントされます。応援ありがとうございます。

 次回は1週間以内に更新の予定です。
posted by エムストーン at 14:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育・スキルアップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。